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第十五話 インヴァネス攻防戦 

  第十五話 インヴァネス攻防戦
  「各艦、配置に着きました。攻略戦を開始します。」
 その声と共に、各艦から大量のMTUが発進する。
  「ルディ・カーティス、ストライクイクシード行きます!」
 ルディのストライクイクシードも発進し、インヴァネス基地に向かっていった。
  『各艦は外洋で待機する。湾の中に配備された対艦ビーム砲台をすべて破壊するんだ。』
 戦いの始まりを告げたのはリオのライザーアーク狙撃型が放ったビーム砲だった。
 そのビームはインヴァネス基地に待機していたクレイヴ・アレスを叩き落す。
  「各機突撃!」
 ミランダが叫び、一斉にMTUが基地に向かって前進した。

 インヴァネス基地のクレイヴは少し混乱気味だった。
  「航空機からMTUに主戦力を移す大事な時期にわざわざ本拠地を攻めてくるとは。」
 クレイヴの代表が言った。
 その言葉を聞き、一人の男が静かに話す。
  「苦戦するようでしたら、私のヘビーブレイカーを出しましょうか?」
  「・・・発進準備を頼む。整備は万全のはずだ。」

 基地の敷地内に侵入したグラードル連合艦隊はクレイヴの守備隊と激戦を繰り広げていた。
  「移行期間って言っても、かなりの数が出てくるな。」
  「さすが本拠地ですね。」
 ライナスとルディが無線で会話する。
  「こっから先は無線での私語は禁止だ。後でな。」
 ライナスはそう言うと、新型機ライザーアークを駆ってルディから離れていく。
  「あそこか・・・。」
 ルディのストライクイクシードも近くに砲台を見つけると、直ちに攻撃した。
 砲台を厚く守っているクレイヴ・アレスは応戦し、ストライクイクシードにビームを浴びせかける。
  「そんなもの!」
 ストライクイクシードが振るったガンブレードはクレイヴ・アレスを真っ二つに裂き、爆散させた。
 それを見た敵機には一瞬の隙ができ、その間にストライクイクシードの”リヴァイアサン”が火を吹く。
 大出力のビームは狙っていた対艦砲台を直撃し、大爆発が起こった。
 敵機はストライクイクシードを攻撃しようとするが、そのときにはストライクイクシードはその場から去り、次の砲台を破壊したところだった。
  「な・・・なんて機動性だ!」
 
  「ストライクイクシード、二つ目の砲台を破壊しました。」
  「すごいな。まだ戦闘開始から5分程度しかたっていないのに。」
 ルディの働きに、エスペランサのブリッジでは感嘆の声が相次ぐ。

  「何機来るんだ?」
 トルカのコアトルはクレイヴ・アレスに囲まれていた。
 そのうちの一機をビームクローで真っ二つに裂くと、一瞬のうちに包囲網を離脱した。
  「あった、あれか!」
 コアトルはまっすぐに砲台に向かう。
 それに気付いたクレイヴ・アレスは一斉に攻撃を開始した。
 ビームの雨の中をかいくぐり、何とか砲台に到達すると至近距離でビームバルカンを連射した。

  「ネルティアの増援が到着しました。ジュネス改部隊を発進させています。」
 かなり離れているはずなのにうっすらと姿が見えるほどの大きさを持つ艦「トリスタン」が5隻到着した。
 ジュネス改を大量に収容でき、一隻でも戦況を覆す力を持つ。

  「砲台はすべて破壊した。ジュネス改部隊を艦隊前面に出し、湾に突入する。各艦突入準備!同時にグラードル軍、エターナルの機体は全機収容して機体の応急修理、補給作業にかかれ。」
 アルバートの指示によって各部隊が動き、ジュネス改は艦隊の前に出て、グラードルとエターナルの機体は収容された。

  「ストライクイクシード着艦します。」
 カタパルトデッキにストライクイクシードが着艦し、整備士が急いで補給作業に入る。
  「おつかれさま、ルディ。結局砲台4基破壊でしょ?」
 先に着艦していたミランダが話しかけた。
  「はい。ちょっと被弾しましたが。」
 ルディはそう言うと艦内に入っていった。

  「ジュネス改はグラードル連合艦隊に接近する敵艦を排除せよ。」
 トリスタンの艦長が言う。
 数千機のジュネス改は敵艦を速やかに排除し、艦隊の進路を確保する作業に入った。

  「進路開きました。各艦は前進してください。」
 フェリナが無線で各艦にそう言った。
 やがて、かすかな振動が起こり、エスペランサも前進を開始する。

 対艦砲が破壊されたことによってクレイヴには大艦隊に対するすべを失い、基地は混乱していた。
 その中で一人だけ落ち着いている人がいた。
  「この程度の艦隊・・・ヘビーブレイカーで潰してやる。」
 ヨエル・ヘルメルソンというその男はヘビーブレイカーの機器を始動させ、出撃準備をしていた。
  「ヨエル大佐、対粒子フィールドの調子は?」
  「良好だ。粒子ビーム主体のあの艦隊に対しては大きな脅威となるだろう。」
  「ではハッチを開放します。」
  「ああ、出撃する。」
 大きな分厚い鋼鉄のハッチが重苦しい音を立てて開き、中から大型の四脚歩行兵器が姿を現す。
 ゆっくりと歩行しながら外に出ると、腰の辺りの一部が開き、中に光が灯った。
  「・・・消えろ、悪魔ども!」
 その光は一気に強くなり、目の前に光の筋を打ち出した。
 筋は長く伸びていき、グラードル艦隊の一部を巻き込む。
 光の直線上にあったものは一瞬で融解し、無になった。

  「・・・あの光は?」
 エスペランサにも激しい衝撃と光が襲う。
  「ぐ、グラードル軍の3分の1が壊滅しました!なんて威力・・・。」
  「このままでは勝ち目は無い。あの兵器に全艦で一斉射撃を行う。発射!」
 各艦から無数のビームが発射され、まっすぐヘビーブレイカーに突き刺さる。
 ヘビーブレイカーは眩い光に埋もれた。
  「やったか?」
  「いや、まだです!直撃のはずが・・・。」
 光が収まると、そこには無傷のヘビーブレイカーが立っていた。
  「全艦の一斉射撃に耐える?そんなこと・・・。」
 その時、ブリッジのモニターにルディが映し出された。
  『あの機体は特殊な機能を持っています。機体前部にエネルギー粒子を展開し、粒子ビームと相殺させることによって機体へのダメージを無くす機能だと思います。ストライクイクシードの実剣でなければそれを破ることはできません。出撃の許可を!』
  「・・・了解。出撃許可を与える。」

  「ルディ・カーティス、ストライクイクシード行きます!」
 エスペランサから発進したストライクイクシードは基地内部に向かい、直進した。

  「敵機確認!攻撃します。」
 ヘビーブレイカーもストライクイクシードの接近に気付き、四本の脚に付いた対空ビーム砲で応戦する。
 ストライクイクシードはそれを難なくかわし、さらに接近した。
  「あんたたちは戦争はいけないなんて口では叫んでいるのに、一向に戦いを終わらせようとはしない!そんなヤツ、許してなんておけるかぁぁーー!」
 恐るべき動きでヘビーブレイカーに接近し、脚、腕を切り落とすと、コックピットに”リヴァイアサン”の砲口を突きつけ、連射した。
  「ゼロ距離ならそのフィールドは機能しない。そんなことはとっくに分かっている!」
  「この機体・・・うわぁぁぁーーー!」
 ゼロ距離からの大型ビーム砲を受けたヘビーブレイカーはなすすべも無く爆散し、その場に崩れ落ちた。

 その数十分後・・・
  「基地施設内部に侵入したレジスタンスが、クレイヴの上官を全員拿捕したようです。一時間後には基地を爆破するようです。」
  「作戦は成功だ。ストライクイクシードは収容したな。後はレジスタンスに任せて、この区域を離脱するぞ。」
 艦隊の各艦は180度反転し、インヴァネスの海域を抜けていった。


  次回予告
 インヴァネスを攻略したグラードル連合艦隊はグラードルに戻った。
 その時、アマテラスに残っているエリスの友人がアマテラスの恐るべき企みをエリスに伝える。
 アマテラスの恐ろしい企みとは!
  次回!第十六話 脅威
   おたのしみに!

  ダブルオーの一言
 お待たせしました。
 クレイヴとの戦闘です。時間が無くて最後は少し手抜きっぽくなってしまいましたが、許してください。
 次回は本当に恐ろしい事実が出てきます。
 でも戦闘シーンはありません。

                  <第十四話 ホーム 第十六話>
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