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第十一話 アマテラス艦隊 

  第十一話 アマテラス艦隊
  「太平洋に出たか。もう少しでグラードルだな。」
 アルバートが遠い水平線を見つめながら言った。
 南シナ海を抜けると、辺りにあったはずの島々は姿を消して、一面が海となった。

 太平洋に出てから数日後・・・
  「艦長、国連軍の通信を傍受しました。・・・これは、大変です!アマテラスの地球侵略艦隊の先遣隊がオーストラリア北部に降下したようです。国連軍の防衛部隊は全滅したとの事です。」
  「・・・本隊が来るのも時間の問題だな。一分でも早くグラードルにたどり着かなくては。」

  「全艦隊が降下完了しました。前線基地の建設に入ります。」
  「了解した。」
  「総司令官殿、自分にひとつ考えがあります。」
 アマテラス先遣隊の総司令官に話しかけたのは、あのカイザー・ヘルマンだった。
  「私の艦隊でエターナルを討たせてください。」
  「エスペランサか?」
  「はい。もはや我々の脅威といったらエスペランサ以外にはありません。あれを討てば地球は裸同然です。侵略も容易になるかと・・・。」
  「・・・討てる自信はあるのだな?」
  「はい。」
  「なら良い。勝手にしろ。」
  「光栄であります。」
 カイザーは司令官に一礼すると、部屋から出て行った。

  「まもなく、マーシャル諸島に入ります。」
 フェリナは、モニターに表示された地図を見ながら言う。
  「グラードルは目の前だ。もう到達したといってもいいだろう。」
  「・・・待ってください。前方距離80、アマテラスです。」
  「アマテラス?先遣隊か。」
  「そのようです。数は・・・10隻を超えています!」
  「何だと?エスペランサ一隻に対してなんて戦力だ。」
  「・・・艦長。」
  「・・・クルーの士気を上げる。艦内放送の回線を回してくれ。」

 アマテラス出現の知らせを聞き、MTU格納庫は急激にあわただしくなっていた。
 ルディは走ってイクシードに向かう。
  『・・・艦長のアルバートだ。まず最初に、クルーのみんなに礼を言う。今まで一緒に戦ってくれてありがとう。』
 艦内放送だった。
  『先ほど伝えたとおり、前方には10隻を超える数のアマテラス艦隊が展開中だ。だが、我々は引き返すわけにはいかない。我々はなんとしてもここを突破し、グラードルへたどり着かなくてはならない。今までにない程絶望的な戦闘になるが、みんななら戦ってくれると信じている。・・・私からの命令はひとつ、絶対に全員生きて変えること。以上だ。健闘を祈る。』
  「・・・兄さん。」
  「ああ、行くよ。僕たちがエスペランサを守らなきゃ。」
 リオは力強くうなずくと、ルディと一緒に乗機に走っていった。

  「ルディ・カーティス、イクシード行きます。」
 ルディの声と共に、イクシードは空へ舞い上がった。
  「ミランダ、ヘリオス出るぞ。」
  「ライナス・アーネット出る。」
  「リオ・カーティス、ヘリオス行きます。」
  「トルカ・ケツァル、コアトル出ます。」
 各パイロットは自分の搭乗機で出撃する。

  『敵艦隊からMTU部隊の発進を確認。・・・そのうち一機はゲイザーです。』
 フェリナの声を聞き、パイロットたちは唖然とする。
  「・・・あの機体が?」
 大気圏突入のとき、ルディたちの活躍が無ければエスペランサは間違いなく撃沈されていたことだろう。
  「僕が行きます。皆はエスペランサを。」
 イクシードは隊列を離れ、純白の機体ゲイザーに向かった。

  『また私の前に立ちはだかるか、エターナル!』
 ゲイザーからの通信だった。
 ルディも通信回線を開き、応答する。
  「アマテラスはなぜ地球を侵略するんだ?」
  『常人類と超人類は共存できない。いまだに戦いを続けようとしている常人類は抹殺する。』
  「そんな・・・。」
 ゲイザーはビームサーベルを抜き放ち、イクシードに襲い掛かる。
 ルディは間一髪でブレードで受け止めると、腕部ビームバルカンで応戦した。
 ビームはゲイザーの横を通り抜た。
  『まだまだ未熟なようだな。貴様、名前はなんという?』
  「僕はルディ、ルディ・カーティスだ!」
  『そうか・・・私はカイザー・ヘルマンだ。』
 お互いに自己紹介をしながらも、熾烈な戦いは続く。
 ゲイザーがイクシードを蹴り、イクシードは体勢を崩した。
  『その腕では私に勝つことはできない。貴様はそのインフィニティが無ければ常人類にも勝てないだろう。』
 ゲイザーはビームライフルで追い討ちをかけ、イクシードを追い詰める。
  「・・・アマテラスが侵略したら大勢の人が死ぬ。そんなことは許されない。」
 イクシードは何とか体勢を立て直し、けん制した。
  『常人類が地球を取りまとめていたら、人類はいずれ滅亡する!』
  「そんなことは無い。人類はまだ生きられる!」
 ビームの刃と実剣が激突する。
  『超人類と常人類の共存など、夢に過ぎない。貴様らはそれになぜ気付かんのだぁぁぁーーー!』
 カイザーは気迫を完全に放出した。その気迫はルディさえも覆い尽くす。
  「・・・インフィニティ?」
 カイザーのインフィニティが覚醒したのだ。
  『貴様らは夢のことばかりしか考えずに、目の前の現実を無視し続けているのだ!』
  「そんなこと・・・。」
  『人類が生き残るには超人類の力が必要だ。だが地球人は救いの手を無視し、我々を宇宙に追放した。彼らにもう希望は無い。アマテラス様の元で世界を再編し、超人類だけの社会を作ることだけが人類が生き残る唯一の方法だ!』
 ビームサーベルはイクシードの各部を次々に切り落とした。
  「うわぁっ!」
 イクシードのコックピットに激しい衝撃が走り、ルディは悲鳴を上げる。
  『貴様らの行動は我々の計画を阻害し、貴様らのせいで人類は壊滅する。それが貴様らの望む世界なのか!』
 カイザーの気迫はルディを圧倒し、ルディは完全に戦意を喪失していた。
  『貴様らのせいで人類は壊滅する。それで本当にいいのかと・・・聞いているんだぁぁーー!』
 ゲイザーの一撃はイクシードの内部機器を破壊し、イクシードは完全に動作を停止した。
  「そんなこと・・・そんなことは・・・無いのに・・・。
 ルディの記憶はそこで途切れた・・・。

  「やつら何機出てきやがる?これじゃキリがないぞ!」
 ライナスはそう言い、ヘリオスライフルを連射する。
  「こんなところでやられてたまるか!」
 エスペランサの艦上では、電子スナイパーライフルを持ったリオのヘリオスが応戦する。
  「そろそろまずい。押されてるぞ!」
 ミランダは単機で敵陣の中を駆け抜けていた。
  「でもここを突破しないと!」
 コアトルは一機のグレンデルをビームクローで引き裂き、次の標的を探して加速する。

  「艦長、大変です。イクシードが・・・。」
 フェリナが指差すモニターには、ゲイザーに抱えられ、敵艦に運ばれているボロボロのイクシードがあった。
 その直後、各MTUの状態を示すモニターのイクシードの欄に、通信途絶を示す赤いマークが表示された。

  『リオ君、イクシードが!』
 エスペランサのモニターに表示されている映像が、リオのヘリオスの小型モニターにも表示される。
  「そんな・・・兄さん、兄さぁぁぁん!」


  次回予告
 アマテラスとの激戦を経て、遂にグラードルへたどり着いたエスペランサ。
 しかし、エターナルと合流したグラードルを危険視し、国連軍が攻撃を仕掛けてくる。
 ルディを失ったエスペランサは国連軍を退けることができるのか!

  次回! 第十二話 宇宙(そら)からの流星
   おたのしみに!


  ダブルオーの一言
 さよならルディ&イクシード・・・。
 まあまだ生きているので安心してください。
 あぁ疲れた。こういう重要な場面書くのって、普通の話書くよりなんか疲れるんです。
 次回は何が起こるかはわかる人はわかると思います。題名を見ればすぐわかると思います。
 じゃ、火星に行ってきます。←レッドファクション・ゲリラやりますって事です。

                   <第十話 ホーム 第十二話> 
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