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第七話 熱い砂の大地(後編) 

  第七話 熱い砂の大地(後編)
 エスペランサの艦内では、絶えず銃声が響いていた。
  「ルディ、格納庫を守るんだ!」
 そう言われ、MTU整備士から「MF-27 ビーム突撃銃」を受け取った。
  『飛行ユニット部隊が接近しています。注意してください。』
 無線機からはフェリナの声が聞こえた。
 ルディは目を凝らしてカタパルトデッキの外を見ると、飛行ユニットを操り、MTU発進口から艦内に侵入しようとしている敵兵が見える。
  「来るぞ!迎撃。」
 作業員の一人がそう言うと、整備士や各クルーが弾幕を張り始めた。
 ルディも銃を連射し、敵の侵入を阻もうとしている。
 ビーム銃の特徴的な光の弾は数人の飛行ユニット兵士を撃ち落とし、侵攻を阻む。
 それでも圧倒的な数を相手に迎撃することは難しく、何人かが取り付き始めた。
 取り付いた敵兵は「AK-83 アサルトライフル」で射撃しつつ走ってくる。
 ルディは反応が遅れ、目の前に降りてきた敵兵と鉢合わせた。
 敵は銃を構えたがルディは手でそれを払いのけ、カタパルトデッキの外へ敵を押し出した。
  『着地する。注意しろ!』
 無線機から聞きなれた声が響き、外からライナス専用ヘリオスが突っ込んできた。
  「逃げろー!」
 作業員たちは四方に走り、ルディも影に隠れる。
 ヘリオスに気付いた敵兵は飛行ユニットで空に舞い上がる。
 ヘリオスはカタパルトに着地し、中からライナスが出てきた。
 ライナスはルディの近くへ走り、ルディから銃を奪った。
  「あっちに巨大な敵艦がいる。お前はイクシードでそれを!ここの防衛は任せろ。」
  「はい!」
 ルディはイクシードへ走り、急いで機器を始動させる。
 特徴的な駆動音を立て、イクシードは起動し、外へ飛び出した。
 着地の直前にジェットを噴射し、着地のショックを和らげる。
  『ルディ、頼んだぞ!』
  「わかりました。あそこまで飛べるか・・・?」
 イクシードはジャンプし、ジェットを最大推力で噴射した。
 その後、白い機体は空に舞い、敵艦がいる方角へ向かう。
 敵艦はとても巨大で、5kmほど離れているはずなのにうっすらと形が見えた。
 イクシードは敵艦に接近し、敵は対空砲火を開始した。
 そのうち数発がイクシードに命中し、イクシードはバランスを崩して砂漠に落下する。
  「しまった!」
 各砲座がイクシードを捉え、射撃を開始しようとしている。
 その時、空から多数のビームが降り注ぎ、瞬く間に砲台が破壊された。
  「あの機体は!」
 その機体には翼が生えていて、機械と生物が融合したような外見を持っていた。
  『援護する。立つんだ!』
 つい先ほど遭遇した機体、コアトルは急降下し、砂漠すれすれを飛行していた。
  『つかまって!』
 コアトルは手を差し出し、イクシードの手をつかむ。
 イクシードもジェットを最大推力で噴射し、スピードに乗ったイクシードは離陸した。
  「ありがとう。」
  『さっきは勘違いしてごめん。僕が入手した情報には、反アスカ勢力が巨大戦艦を建造したということが書いてあったんだ。』
  「僕はルディ・カーティス。君は誰?」
  『僕はトルカ・ケツァル。二つの勢力のどちらにも属していないんだ。こんな戦いなんて起こったら、アスカ国は崩壊しちゃう。だからどちらにも属さずに戦っているんだ。』
  「戦いを止めたいのか・・・。なら僕たちと同じだ。」
 だが、自己紹介している暇は無かった。敵艦から戦闘機が発進したのだ。
  「来るよ!」
 離陸し、飛行しているイクシードは旋回して敵艦に向かい、ブレードを突き立てた。
 砲台ひとつが破壊され、粉々に砕け散る。
  『一気に終わらせる。レーザーウイング展開!』
 コアトルの背中から光の翼が展開され、コアトルは敵艦に向かった。
  「僕だって。」
 イクシードは加速し、近くの戦闘機を攻撃する。
 コアトルは複雑に動きながら次々に砲台を破壊し、あっという間に敵艦を戦闘不能にさせた。
  「すごい・・・。」

 シヴァのジュネス改は、エスペランサの後方で、アスカ勢力と戦っていた。
  「なんだこの生物は!」
 猛攻してくる巨大な生物兵器相手に、少々苦戦気味だった。
 その時、地響きがした。
 地下から、巨大なドリルをつけた構造物が出現した。
  『シヴァ!大丈夫か。』
  「ジーンさん!」
  『いきなり通信が切れるからびっくりしたじゃないか。それより、周りにいるやつらは何だ?』
  「後で説明します。とにかく助けてください!」
 少し後に、地下潜行型移動基地「テオドリトル」から無数のミサイルが発射され、敵に命中した。
  「助かりました。ありがとうございます。」

  「反アスカ勢力、撤退を始めました。アスカ勢力もほぼ壊滅状態です。」
  「何とかしのいだか。」
  「あっ、アスカ勢力を攻撃していたネルティアの移動基地から通信です。」
  『うちのシヴァが世話になった。礼を言う。我々は用があるからこれで失礼する。しかし超人類ってのはすごいものだな。あの戦況を覆すんだから・・・。』
  「通信、切れました。」
  「シヴァ君も帰るのか?」
  「そのようです。」
 戦いが終わったことで、ブリッジにはいつもの雰囲気が戻ってきた。
  「大急ぎで修理作業にかかれ。」

 イクシードはコアトルをつれてエスペランサに帰還した。
 超人類だということが判明したトルカは、アルバートの判断と個人の意思により、エターナルと合流して共に戦うことになった。
  「本当にいいのか?」
  「結局、あのままあそこにいても意味が無いし・・・戦いを終わらせるには、エターナルと一緒にいたほうがいいのかなって思って。」
  「本当にルディは友達を作るのが早いな。シヴァは帰ったけど。」
 アルバートは疲れきった声で言う。
  「また会えますよ。きっと。」
  「まあ、みんなよくがんばった。休暇を与えてやりたいが、あいにくそうは行かないようだ。」
  「何でですか?」
 アルバートは急に険しい顔になった。
  「・・・アマテラス地球侵略部隊の先遣隊が、ケレスを発進したらしい。」
  「それって・・・。」
  「もう時間はあまり残っていない。大急ぎでグラードルへ向かう。」
 アルバートはそう言うと、3人で話していた部屋を出て、ブリッジに向かった。
  「超人類組織アマテラス・・・。」
 トルカはアルバートが出て行った先を見つめながら言った。


  次回予告
 応急修理が終了したエスペランサは、すぐに発進した。
 大西洋には国連海軍の主力艦隊がいるため、それを避けて地球一周してグラードルへ行くことになったエスペランサ。
 発進したエスペランサを紅海で待ち構えていたのは、あのラザール・アロンだった。
 彼の猛攻を退け、グラードルへの道を切り開くことはできるのか!

  次回! 第八話 紅海の死闘
   おたのしみに!


  ダブルオーの一言
 熱い砂の大地はとっても長くなりました。
 しょうがないから前編後編を作りました。
 空を飛べないMTUは最高の的です。カタパルトが故障しているとMTUは飛行戦闘ができないのです。
 まあ、いずれは自力で離陸できるようになりますが。
 ちなみに、今回出てきたコアトルは自力で離陸できます。
 次回は砂漠に刺さったエスペランサを引っこ抜いて大急ぎでグラードルへ行きます。
 当然ながらまだ着きません。
 この先からネタが決まっていません。ヤバイヤバイ・・・。
 最終回近くは決まっているのに・・・。

                    <第六話 ホーム 第八話>
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