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第一話 新たなる光 

  第一話 新たなる光

 大きな爆音とともに、かすかな揺れが起こり、水道の蛇口に滴った水が落ちる。
  「何、今の?」
  「ちょっと見てくる。」
 40代くらいの女性が玄関に走り、外に飛び出した。
 その時女性は恐怖のあまり大声で叫んだ。
  「キャー!」
  「どうしたの、お母さん!」
 若い青年も外に飛び出し、同じくらいの歳の青年もそれに続く。
 二人の青年もその光景に目を疑った。
 大炎上する車と、その付近で銃を乱射する数人の男たち。
 そして、彼らに一番ショックを与えたのは、爆発した車の前に倒れる多数の人だった。
  「何?何が起きたの?」
 母さんと呼ばれた女はショックを隠しきれないでいる。
 ドス、ドスと重苦しい音を立てながら、階段から男が降りてきた。
  「どうした?」
  「お父さん。あれ!」
 背の高いほうの青年が真っ赤に燃える炎を指差す。
  「何があったんだ?」
  「お父さん、お母さん、逃げよう!」
  「えっ、ちょっとルディ!」
 ルディと呼ばれた青年の後に続き、ルディより少し背の小さい青年「リオ・カーティス」があわてて駆け出す。
  「ルディ、リオ!下手に動いたら危ない。家の中で待ってて!」
 ルディとリオは足を止め、やがて家の中に入っていった。
 銃を持った男たちは銃を乱射しながらルディたちの家に近づく。どうやら気づかれたようだ。
 ルディの父「エルバート・カーティス」はそれを見て、玄関に置いてあった傘を手に取る。
  「こいつら超人類狩りか!」
 エルバートが銃を持った男のほうへ走り、ルディの母「ロミー・カーティス」がそれを止めようと追いかけた。
 その直後、眩い爆発の光がルディの目の前を覆い、思わず手で目を覆った。
  「うわっ!」
  「兄ちゃん!」
 ルディとリオは爆風で部屋の中に吹き飛ばされ、玄関のドアは大破する。
 少しして、ルディが目を開けると、爆発があった玄関の外には誰もいなくなっていた。
 二人は急いで家を飛び出て、辺りを見渡した。いたるところで煙が上がり、人が倒れていた。
  「リオ・・・。」
  「兄ちゃん・・・。」
 だが、エルバートとロミー、そして銃を持った男も消えていた。
  「テロだ。超人類狩りのテロだ・・・。」
  「兄ちゃん、どうするの。」
 しかし、ルディたちに猶予期間は残されていなかった。
 第二のテロリストが玄関の前に現れ、ルディたちを見つけると、銃を乱射してきた。
 ルディとリオは飛んだり転がったりしながら家具の後ろにあわてて隠れる。
  「出よう。裏口から!」
 リオの声と共に二人は走り出し、銃弾が飛び交う中で裏口にたどり着いた。
 ルディが吹き飛ばす勢いでドアを開け、外に飛び出した。
 しかし、そこで二人とも硬直する。
 目の前には、無表情のままルディたちに銃を向けるテロリスト。
 そのとき、どこからか銃声が轟き、目の前のテロリストは地に倒れた。
  「・・・今のは?」
 ルディが辺りを見渡すと、拳銃を発射しながらこちらに向かってくる女がいた。
  「お前たち、超人類か!」
  「はい、そうです。」
  「ついて来い!」
 女は力強い足で走り、ルディたちはそれについていくので精一杯だった。
  「誰ですか?」
 ルディは息を切らしながら聞いた。
  「私は超人類組織エターナルのMTU部隊隊長、ミランダ・アーチャーだ。」
  「何で俺たちを助けたんですか。」
  「詳しい事は後で話す。あのヘリでここから離れるぞ!」
 ルディは返事をせず、走り続けた。
 銃声が響き、近くにあったコンクリート塀を貫通する。
  「うわっ。」
  「大丈夫だ、コックピットの後ろに乗れ!」
 ミランダは拳銃を二発ほど撃つと、ヘリに飛び乗った。
 ルディたちも言われたとおりに飛び込み、ローターはゆっくりと回転を始める。
 やがて、ローターの突風で周辺の木々があおられ、ヘリは徐々に上昇を始めた。
  「つかまって!」
 そして、ミランダが操縦するヘリは急旋回し、彼方に消えていった。

  「エターナルって聞いたことあるだろ。」
  「はい、歴史の授業で出てきました。それが何でここにいるんですか?」
  「グラードル合衆国の偵察任務で来ていた。そのとき、アービントンで超人類狩りがあるらしいという情報を手に入れてな。」
  「そうですか・・・。この後どうするんですか?」
  「ルナポート(グラードルが所持しているシャトル発射施設。現在のケネディ宇宙センター)でシャトルを奪取して宇宙に上がる。」
  「奪取・・・。」
  「大丈夫だ、被害は出さないようにする。」

  『コスモサイドベース行きシャトル207号発射準備に入ります。ご搭乗のお客様はお急ぎください。』
 そんな放送を聞きながら、ルディたちはルナポートに潜入していた。
  「あのシャトルを狙う。ここで隠れてろ。」
 ミランダは音を立てないように走り、点検が終わった直後のシャトルに向かっていった。
 都合よく警備は手薄なようで、シャトルにたどり着いたミランダはルディたちに向かって、来いというしぐさをした。
 ルディとリオは顔を見合わせてから飛び出し、ミランダのもとに走る。
 たどり着いたルディたちはシャトルの中へ入り、コックピットに入った。
  「こっちからルナポートのコンピュータを無理やり制御して発射する。」
 ミランダは複雑な操作をしながら説明した。
 すると、無線機から声が発された。
  『シャトル532号、誰が乗っている?応答せよ!』
 誰もその声に反応せず、ミランダは複雑な作業を続けた。
  『コンピュータが乗っ取られた?おい、何のつもりだ。』
  「このシャトルを発射する。作業員は退避させろ!」
  『え、あ?たっ退避ぃー!作業員は退避しろー!』
 シャトルはカタパルトに移動され、あとは発射を待つだけだった。
  「お前ら、用意はいいか?」
  「はい。」
  「いくぞ。つかまってろ。3、2、1、発射!」
 その直後、軽い揺れが起こり、シャトルはリニアカタパルトレールの上を滑っていく。
 シャトルの先端は宇宙に向けられ、ついに離陸した。
 窓からは、どんどん遠ざかっていくルナポートが見えた。
 シャトルは眩い光の尾を出しながら上昇し、遂に雲の向こうに消えた。

 これから泥沼の激戦に巻き込まれていくことをルディたちは知る由も無かった・・・。

  次回予告
 テロリストの手から逃げ延び、遂に宇宙へと飛び出したルディたち。
 しかし、エターナルの母艦「エスペランサ」に向かう途中、盗難シャトルとして国連宇宙軍に追尾される。
 国連軍の宇宙戦闘機の攻撃により負傷するミランダ。
 その代わりにルディがシャトルを操縦することに。
 果たしてルディたちは生き残れるのか!

 次回! 第二話 デブリ帯の逃走劇
  おたのしみに!
 
  ダブルオーの一言
 遂に始まりました。不死鳥の宇宙 Exceed The Ifinityの第一話です。
 これがすべての始まりです。超人類狩りに巻き込まれ、間一髪で宇宙に出ました。
 そういえば、イマ乃イノマのブログに「ウニラの国は出るのに僕のは出てない・・・。」みたいなのが書いてありました。
 出すかどうか迷ってたんです。・・・じゃあ出します、アスカ国とトルカ・ケツァル。←ツァって打ちにくい・・・。
 第六話あたりに出ると思います。
 あ、ウニラのジュネスとシヴァは第五話ぐらいに出ます。
 あっちはどうしようかな・・・。←もうひとりブログはじめる(かもしれない)人がいます。そっちの設定も出すかどうか。
 太陽を領土としているあの人は出ません。(まず太陽フレア発生した時点で壊滅してる)

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