11 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. // 01

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[edit]

trackback: -- | コメント: --

第二十二話 スーパーノヴァ戦役 

  第二十二話 スーパーノヴァ戦役
  「いよいよだな。」
 ルディは自室の窓から見える巨大な軍事衛星”スーパーノヴァ”を見て言う。
 地球連合艦隊は最後の攻撃に向けて準備を進めていて、一歩部屋の外へ出るとその忙しさが伝わってくるようだ。
 アマテラスも地球連合艦隊の出方を伺っているようで、まだ動きは見えない。
  『3時間後に”オペレーション エンド・オブ・ウォー”を開始します。最終準備に入ってください。』
 その放送を聞き、ルディも椅子から立ち上がり、部屋の外に出て行った。

  「スーパーノヴァのΩ線充填予想値は?」
  「60%代です。」
  「高いな。・・・予定より1時間早く作戦を開始するか・・・。」

 スーパーノヴァの司令室では、アマテラス・バルツァーが各部署に指示を出していた。
  「スーパーノヴァ第三フィールドにグレンデル50機を回せ。Mラインの艦隊をV字隊形に。」
 その部下は指示を的確に各部署に伝令し、防衛の準備は整っていく。
  「”ケレス”の部隊の95%をこちらに送れ。万全の数を用意する。」
 小惑星”ケレス”に駐留している部隊もすぐに移動を開始した。
  「これで万全だな。アルバート、討てるものなら討ってみろ。スーパーノヴァを!」
 モニターに映し出された大量のグレンデルを見てアマテラスは笑みを浮かべる。

  『作戦を説明する。現在我々は、コルネリオ宙域に滞在している。Ω線充填度60%代でのスーパーノヴァ砲発射は考えられないと判断し、スーパーノヴァ砲口から内部コアに侵入する。侵入に成功した後、艦を停泊し、着火装置を持った特殊白兵部隊をスーパーノヴァ施設内部に突入させ、着火装置を設置する。その後、施設内に気化爆弾を充満させ、艦は内部から離脱した後、白兵部隊が設置した着火装置を起動し、スーパーノヴァを内部から完全に破壊する。アマテラスのMTUの数は我々の8倍と推測される。恐らく、彼らはオーストラリアにある国連のMTU製造工場を占拠したときに、大量のグレンデルを生産したのであろう。さらに、以前ライナス搭乗のライザーアークを撃墜した正体不明機一機と、ゲイザータイプ数機を確認している。今までにない程危険な作戦といえるが、地球の未来がかかっている。どうか心して作戦を遂行してくれ。最後に、今まで一緒に戦ってきてくれてありがとう。みんな・・・生きて帰ってこい。これが一番の命令だ。』
 ルディは力強くうなずき、ストライクイクシードをカタパルトに接続する。
  『今回、新型の高機動ブースターユニットを脚部に装着しています。機動力は2倍に増加するはず。』
 聞きなれたフェリナの声がコックピットに響く
  「うん、ありがとう。これで戦いは終わるのか・・・。どんな結果になっても。」
 その後、決意を固め、巨大なスーパーノヴァを見つめる。
  「ルディ・カーティス・・・ストライクイクシード行きます!」
 いつものように青い光の尾をまといながら漆黒の宇宙に飛び出していった。
 それを合図に、地球連合艦隊の全艦からMTU部隊が一斉に発進する。

  「来ました。敵がMTUを発進させます。」
  「各隊迎撃にかかれ!一機たりともスーパーノヴァに突入させるな!」
 アマテラスは力強く命令した。

  「カイザー・へルマン、クエーサー出すぞ!」
 ゼウス級大型空母から黒と紫のMTUクエーサーが出撃し、地球連合艦隊へ向かう。
  「今度こそ墜とさせてもらう。ルディ・カーティス!」

 ヘリオスが、ファントムJ型が、ジュネス改が、グレンデルが、グレンデルFが、宇宙を駆け、それぞれの敵を撃ち、そして宇宙に散っていく。
 そんな泥沼の戦場の中を地球連合艦隊は突き進み、スーパーノヴァに接近する。

 あとどれだけ人を傷つければ戦いは終わるんだろう、ルディはふとそう思いながらもグレンデルを斬り、撃ち続ける。エスペランサに近づく敵機を片っ端から破壊し、必死の思いで”家”を守っていた。

  「ゲイザータイプ接近。警戒を!」
 ミランダが叫び、クルーはいっそう緊張を強める。
 一機でもルディのイクシードを苦しめた。あんなのが何機も来たら・・・。
 そんな思いでミランダはかすかに見えるゲイザーのシルエットを見つめた。

  「こちらトリスタン二番艦。推力低下。これ以上の戦闘行為は不可能と判断し、隊列から離脱する。後は頼んだぞ!」
 エンジンを破壊されたトリスタン二番艦は速度を落としながら徐々に隊列から抜けていった。

 エスペランサの僚艦としてエスペランサを必死に護衛していたグラードルの巡洋艦通称”ブレイブ”が火を噴き、傾き始める。
  「”ブレイブ”損傷拡大!あっ、爆発します!」
 ”ブレイブ”の内部から火が膨れ上がり、艦全体を包み込んだ。
 ブリッジからそれを見ていたエスペランサの全クルーは”ブレイブ”に向かって敬礼し、健闘に感謝する。

 さらにもう一隻の僚艦”ホープ”も火を噴き、激しく撃沈した。
 これで先陣を進んでいるのはエスペランサのみ。
  「もう後がない!艦を守るんだ。」

 エスペランサの前方を一人で守っていたルディが何かに気付く。
  「この感覚は・・・カイザー・ヘルマンか!」
  『ルディ・カーティス!今度こそお前を討つ!』
 ものすごい気迫と共にクエーサーが急接近する。
  『ルディ、そいつにかまっている時間は無い。無視しろ。』
 クリーヴァに乗っているアルバートが指示する。
  「いや、それは出来ません。こいつは・・・ライナスさんを!」
 ルディはそう言い、クエーサーに接近する。
  『いい加減、墜ちやがれぇぇーー!』
  「あんたみたいなのがいるから戦いは終わらないんだぁぁーー!」
 両者は互いに剣を取り出し、激しく衝突する。
 ストライクイクシードの実剣がクエーサーのビームソードと激突し、激しい火花が飛び散る。そして!


  次回予告
 地球連合艦隊は敵の猛攻に耐えながら、なんとかスーパーノヴァに取り付こうとする。
 しかし、ゲイザー隊やゼウス級大型空母の奮闘により、苦戦を強いられる。
 さらに、ストライクイクシードもクエーサーに苦戦している。
 そんな中、Ω線充填が完了したスーパーノヴァ砲発射のカウントダウンが始まる。
 この長い戦いの結末はいかに!
  次回!最終話 不死鳥の宇宙
   おたのしみに!


  ダブルオーの一言
 あと一話!イエーイ。
 今回はスーパーノヴァ周辺の戦闘全体を書いていきましたが、次回はもっと各キャラクターの行動を書いていきたいと思います。
 この長い戦いの結末はいかに!

                 <第二十一話 ホーム 最終話>

[edit]

trackback: -- | コメント: 0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。